大学受験用語集
あ
【アラカルト入試】
同一の学部・学科の入試で標準的な3教科のほかに「1教科型」「共通テスト試験利用型」「特定科目配点重視型」など複数の選択方式がある。
受験生が有利な型を選択できる入試
【圧縮配点】
共通テストの科目の配点を大学が一様に低くする配点方法。
【一般選抜】
大学が独自に試験を行う試験。いわゆる一般入試。
大学入学共通テストの受験は必要ありません。
【英語4技能テスト】
4技能(話す、聞く、読む、書く)にわたる英語力を適正に測定するテスト。
【英検優遇制度】
英検資格で高校や大学入試の際に合格判定で優先されたり、特待生としての資格を与えられたり、内申点に加算されるなどの優遇措置を受けられる制度。
【オープンキャンパス】
各大学が実施する高校生などを対象とする学校見学会のこと。キャンパス体験ツアーや模擬授業など、催し物が多彩。
か
【海外帰国子女入学制度】
海外で教育を受けて帰国した受験生に対して、大学が受験時期や試験内容などをもとにし、特別に受け入れる制度。
【学内併願】
1大学で複数の学部を受験すること。一般的には、複数の大学を受験するより、学内併願をした方が合格率は高い。
【隔年現象】
一年おきに競争率が上下する現象で、志願者が急増した翌年は高倍率を避けるため競争率が下がる。低倍率の翌年は志願者が増加する傾向がある。
【過去問】
過去問題、前年度以前の入試に出題された問題のこと。
教学社から出版されている大学別過去問題集の「赤本」が有名。
【学校推薦型選抜】
主に『公募制』と『指定校制』の2つの募集がある。
高校からの推薦を受けて受ける試験方法。評定平均値に基準を設けていることがほとんど。
『指定校制』
学部や短期大学部各学科が高等学校などを指定し、その高等学校などで推薦を受けた生徒だけに出願を認める試験。
『公募制』
学業成績や資格の所持など、学部や短期大学部各学科が定める一定の要件を満たし、高等学校などで推薦を受けた生徒だけに出願を認める試験。
【帰国生選抜】
海外の高校で2~3年以上学んで日本の大学への入学を希望する人を対象に、日本国内の志願者とは別枠で実施する入試。
【客観式】
マークシートや選択問題など、選択肢から選ぶ方式。
【キャンパス】
大学の敷地、校舎。全ての学部、全ての学年が1ヶ所に集まる大学は少なく、何ヶ所かに点在していることが多い。
【旧七帝大】
戦前、帝国大学と呼ばれていた七大学のこと。現在の北海道大学、東北大学、東京大学、名古屋大学、京都大学、大阪大学、九州大学。
【傾斜配点】
学部・学科に関連の深い特定教科の配点に一定の倍率をかけ、他教科より比重を重くし、差をつけること。
【後期試験】
私立大学で2月下旬から3月にかけて行われる入学試験。
最近では減少化傾向にある。
【高等学校基礎学力テスト】
高等学校で身につけるべき学力の到達度を確認するもので試験の対象者は高校2-3年生で、高校1年生の受験も検討。
【公募制推薦】
学校の条件が合えば、どの受験生も受けられる推薦入試制度。
学業成績や資格の所持など、学部や短期大学部各学科が定める一定の要件を満たし、高等学校などで推薦を受けた生徒だけに出願を認める試験。
【公立大学】
都道府県・市町村などの公立大学法人、地方公共団体が運営する大学。
【国立大学】
国立大学法人の設置する大学。国またはそれに準じる者が設置する。
【個別試験】
各学校が独自に行う入学試験のこと。大学入試センター試験と対になる語。学校によって「個別学力試験」「個別学力検査」とも言う。
さ
【CBT方式】
CBT方式(Computer Based Testing)コンピュータ端末を利用して受験する方法で、受験者はコンピュータで解答を入力する方式。
【ジーマーチ】
学習院大学(GAKUSHUIN)、明治大学(MEIJI)、青山学院大学(AOYAMA)、立教大学(RIKKYO)、中央大学(CHUO)、法政大学(HOSEI)のこと。
MARCHのようにマーチといえば必然的に学習院も含まれると考えて良い。
【志願倍率】
「出願者数÷募集人員」で求められる志願者競争率。
【自己採点】
試験を受けた後に、自分がどこまで正解できたかをチェックし、自分で点数をつけること。
【実質倍率】
合格者数に対する受験者数。「受験者数÷合格者数」。競争率と考えて良い。
【指定校制】
学部や短期大学部各学科が高等学校などを指定し、その高等学校などで推薦を受けた生徒だけに出願を認める試験。
【社会人選抜】
社会人経験のある人を対象にした入試で、各学部ごとの募集人数は少なめだが、多くの大学で実施されている。
【初年度納付金】
入学初年度に納入する授業料や入学金の合計学費。
【スカラシップ入試】
奨学金制度を入学時から利用できる試験。奨学金とは、十分な学力や能力を備えているにも関わらず、経済的な理由により進学難の学生に対し、学費支援をする制度。
【専願制】
公募制や、総合型選抜などで、合格したらこの学校に入ることを条件に志願者を募る方式。
【全学部統一入試】
全学部の試験を同時に実施し、受験科目の組み合わせによって同大学の複数学部を1回の試験で受験可能。
学部ごとの試験はさらに別途に行われるため、受験のチャンスが増える。
【早慶上智】
早稲田大学(早)、慶應義塾大学(慶)、上智大学(上智)のこと。
【早慶東理】
早稲田大学(早)、慶應義塾大学(慶)、東京理科大学(東理)のこと。
【総合型選抜】
一般の学力試験では評価できない人物像を学校側の求める学生像と合わせて合否を決める試験。
旧AO入試のこと。
た
【大学入学共通テスト】
2021年度大学入学者選抜からの導入の日本の大学の共通入学試験で、旧センター試験のこと。
独立行政法人大学入試センターによって実施される。
【単位互換制度】
交換協定が結ばれている大学の間で、学生が他授業を履修することを可能とし、取得した単位(30単位以下程度)を自大学の単位として認める制度。
【地方入試】
大学所在地以外で入学試験を実施する制度。
【調査書】
高校での評価を記載した書類。入学願書提出の際に必須。
【定員割れ】
定員より入学者が下回ること。大学数の増加や少子化の影響等により定員割れする大学が増えている。
【東京六大学】
慶應義塾大学、東京大学、法政大学、明治大学、立教大学、早稲田大学のこと。東京六大学野球は大正14年(1925年)から。
【特待生入試】
成績優秀な受験生に対して入学金や授業料などの学費を免除・減額、奨学金を支給する入試。
特待生に認定されると、入学金・授業料などの学費の一部または全部が免除される。
【得点調整】
共通テストにおいて、同一グループの科目間で20点以上の平均点差が生じ、これが問題の難易度に基づくものと認められる場合に行われる。
【特別選抜】
総合型選抜、学校推薦型選抜、社会人、帰国子女などの各種入学者選抜のこと。
これに対して一般選抜がある。
な
【2段階選抜】
いわゆる「足きり」国公立大学で行われる選抜方法。
志願者数が定数を超えた場合、成績で第1段階の選抜を行い、合格者に対して2次試験を実施。
【日東駒専】
日本大学(日)、東洋大学(東)、駒澤大学(駒)、専修大学(専)のこと。
【入学願書】
出願に必要な書類一式。
大学が配布する願書や受験票などの書類と出願時には高等学校作成の調査書が必要。
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【PEARL入試】
慶應義塾大学経済学部が2016年9月から、秋期入学ですべての授業を英語で行うプログラム。
【評定平均】
高校1年生から3年生の1学期までに履修した科目の成績を合計し、すべての科目数で割って成績を5段階評価したもの。
【複線入試】
入学試験を異なる試験方法で数回実施し、合格者を決定する入試方法。受験者は何回でも受験できる。
【分離分割方式】
一般的に国公立大学は前期日程・後期日程の2回によって試験が行われる。前期と後期で分離され、日程・定員も2つに分割して実施される。前期で不合格になっても後期で合格すれば入学することができる。
【併願受験】
複数の学校の入学試験を受験すること。
【編入】
他大学へ入ること。短大から4年制、夜間部から昼間部へ行く場合もある。
【募集要項】
入試日程、試験科目、受験料など、出願から試験、合格発表、入学手続きまでを含む大学入試の実施要項のこと。
【補欠合格】
正規合格者が入学手続きを行わず、入学辞退をした場合に繰り上げ合格となる候補者を補欠。補欠からの繰り上げによって合格すること。
ま
【マーチ】
明治大学(MEIJI)、青山学院大学(AOYAMA)、立教大学(RIKKYO)、中央大学(CHUO)、法政大学(HOSEI)のこと。
G-MARCHのように学習院大学(GAKUSHUIN)を加えた呼び方もあるが、マーチといえば必然的に学習院も含まれると考えて良い。
や
【ユニーク入試】
独自の作品を提出させるなどで合否を決める試験方法。