2024年 大学学部学科新増設・改組一覧
<2024年国公立大・私立大の新増設・試験制度変更点>
国立大学
3大学が学部の新設・改組、1大学が学科の新設・改組。
お茶の水女子大学は、生活科学部人間・環境科学科の募集を停止し、共創工学部を設置。人間環境工学科の定員が26名、文化情報工学科の定員が20名とする。
公立大学
4大学が学部の新設・改組。
京都府立大学は、文学部和食文化学科と生命環境学部の募集を停止し、新たに農学食科学部、環境科学部、生命理工情報学部の設置を行う。
私立大学
神奈川県小田原市に日本先端工科大学、高知県高知市に高知健康科学大学が新設。
私立大学は11大学が学部の新設・改組、8大学が学科の新設・改組、短期大学で1校が学科の新設・改組。
東洋大学は生命科学部で生体医工学科、生物資源学科、食環境科学部でフードデータサイエンス学科を設置する。
入試変更点
国公立大学
東京医科歯科大学歯学科-後期と学校推薦型の募集人数の変更を行う。また、学校推薦型と後期の2段階選抜の倍率を変更する。
私立大学
早稲田大学-社会科学部で、英語資格・検定試験が出願要件になる。
2023年度(参考用)
●新増設・改組
《私立大学の公立大学法人化》
旭川市立大 私立の旭川大(経済・保健福祉の2学部)を公立大学法人へ転換し、名称変更予定(名称は仮称)
《学部等の増設・改組等》
東京学芸大 教育学部で初等教育・中等教育・特別支援教育・養護教育の各教員養成課程を統合し、「学校教育教員養成課程」に改組。初等教育、中等教育、特別支援教育、養護教育の4専攻を設置する予定
一橋大 ソーシャル・データサイエンス学部(定員60人)を開設予定/既存の学部を定員減の予定(商275人→258人、経済275人→258人、法170人→159人、社会235人→220人)
長崎大 経済学部夜間主コースを募集停止予定
大分大 医学部に「メディカル・イノベーション学科」を増設予定(生命健康科学・臨床医工学・医療マネージメントの3コース構成)
名古屋市立大 データサイエンス学部(定員80人)を開設予定
高知工科大 理工学群(環境理工学群を名称変更予定)・情報学群を、それぞれ「4→3専攻」に改編予定
名桜大 国際学群を「国際学部」に改組予定。6専攻を「国際文化・国際観光産業」の2学科に統合、280人→340人に定員増/人間健康学部に「健康情報学科」を増設予定
●一般選抜の日程変更
《「後期日程募集停止」の大学・学部等》
岐阜大 医(医)
三重大 教育(学校教育=数学初等・中等)
京都工芸繊維大 工芸科学(デザイン・建築)
岡山大 文・法[昼・夜]・経済[昼]・理・医(保健)・歯・薬・工・農
広島大 教育(第四類=音楽文化系)
長崎大 多文化社会
《「後期日程新規実施」の大学・学部等》
秋田大 医(保健)
東京医科薬科大 医(保健衛生=検査技術学)
香川大 農
《「中期日程新規実施」の大学・学部》
岩手県立大 ソフトウェア情報(←後期から移行)
●募集人員の変更
秋田大 医(保健)=前期64人→44人、後期10人(新規)、総合型42人→52人
東京医科歯科大 医(保健衛生=検査技術学)=前期27人→20人、後期7人(新規)/歯(歯)=後期15人→10人、推薦型5人→10人
横浜国立大 経済=前期140人→145人(DSEP5人→10人)、後期80人→90人(DSEP5人→10人・LBEEP5人〈新規〉)、総合型30人→15人(GBEEP15人→募集停止)
※DSEP・LBEEP・GBEEP=学問分野複合学習プログラム
名古屋大 医(医)=前期一般枠90人→85人・地域枠5人(新規実施)、後期(5人)を「地域枠→一般枠」に移行
広島大 工( 第三類)=
前期90人→80人、後期7人→10人、総合型7人→14人
香川大 農=前期105人→90人、後期15人(新規)
愛媛大 医(医)=地域特別枠推薦20人→5人(予定)
長崎大 経済[昼]=総合型15人→45人/情報データ科学=前期70人→75人、推薦型15人→20人/水産=前期45人→60人、後期45人→30人、推薦型15人→25人/医(保健=理学療法学)=前期15人→24人
岩手県立大 ソフトウェア情報=後期20人→中期15人
新潟県立看護大 看護=前期50人→45人、推薦型35人→40人
金沢美術工芸大 美術工芸=中期137人→144人、推薦型13人→11人
神戸市看護大 看護= 前期55人→60人
岡山県立大 保健福祉(看護)=前期20人→24人、後期8人→4人
山陽小野田市立山口東京理科大 薬=中期70人→60人、総合型10人(新規)
高知工科大 理工学群=前期A方式50人→40人、同C方式10人(新規)、後期15人→10人、推薦型25人→10人、総合型20人(新規)
●一般選抜の科目等の変更
北海道教育大 [個別]教育(教員養成課程=札幌校・旭川校・釧路校)【前】【後】、同(国際地域=函館校〈地域教育〉)【後】=「学びの履歴と志望理由書」提出を追加。前期では加点対象とし、後期では面接の資料として活用(加点しない)
秋田大 [共テ]教育文化(学校教育=英語教育)【前】【後】=英語のリーディング・リスニングの配点比率を「4:1→1:1」に変更。[個別]教育文化(学校教育=英語教育)【前】=英語からリスニングを除外、小論文(英語)を追加/同(学校教育=理数教育)【前】=2→1科目、英語を選択から除外
宇都宮大 [共テ]地域デザイン科学(社会基盤デザイン)【前】=物理100点→200点、同【後】=数学200点→300点・物理100点→200点。[個別]
地域デザイン科学(社会基盤デザイン)【前】=2→1科目(理科を除外)
東京医科歯科大 [2段階選抜]歯(歯)【前】で予告倍率を「募集人員の約6倍→約10倍」に緩和
東京外国語大 [共テ]言語文化【前】・国際社会【前】・国際日本【前】=5または6 → 6 または7 科目(
数学1→2科目)
横浜国立大 [2段階選抜]理工【前】【後】で新規実施(予告倍率:前期=募集人員の6倍、後期=同8倍)。[個別]教育【前】=「面接の結果によっては共テ・個別合計が合格最低点に達しても不合格とする」条件を追加
富山大 [共テ]理(数学)【後】=3→5科目(数学2科目を追加)。 [個別]工(
生命工以外)【後】=面接を除外
岐阜大 [個別]教育(学校教育=美術)【前】=「国語・数学・英語から1」を除外
三重大 [個別]人文【後】=ペーパーインタビュー(面接に代わる志望理由についての記述試験)が「教科→出願書類」に(配点化→総合評価)
京都工芸繊維大 [個別]工芸科学(応用生物学域)【後】=課す→課さない(総合問題を除外)/同(物質・材料科学域、設計工学域)【後】=理科を除外
広島大 [2段階選抜]医(医)【前】=予告倍率を「募集人員の7倍→約5倍」に引き締める。[個別]医(医)【前】=英数重視型のA(em)配点を追加/理(化学)【後】=理科→面接
徳島大 [個別]理工[昼]【後】=志望調書(25点)を追加/医(医科栄養)【前】=面接を追加/医(保健=検査技術科学)【前】=志望理由書(40点)を追加
愛媛大 [個別]医(看護)【前】=グループディスカッションを廃止
福岡教育大 [個別]教育(初等=幼児教育)【前】=小論文→面接/同(初等=小学校教育、人文・社会教育)【前】=小論文→面接、調査書点数化を廃止/同(初等=理数・自然教育)【前】=「数学または理科」を追加、小論文→面接、調査書点数化を廃止/同(初等=芸術・実技教育)【前】=実技等を追加、小論文→面接、調査書点数化を廃止/同(中等=家庭)【前】=家庭→小論文/同(初等=小学校教育、人文社会教育、理数・自然教育)【後】=面接→小論文
長崎大 [2段階選抜]水産【前】で2段階選抜(基準:共テ900点中450点以上)を廃止。[実施方式]水産【前】=「共テ900点を2段階選抜のみに利用、個別280点で合否判定」→「共テ900点、個別900点で合否判定」に変更/経済[昼]【前】=配点A(個別の数学・外国語が均等配点)、配点B(個別の数学・外国語で高得点の方を2倍)のうち、配点Bを廃止
鹿児島大 [共テ]医(保健=理学療法学)【前】【後】=理科2→1科目。[個別]共同獣医【後】=課す→課さない(面接を除外)
岩手県立大 [個別]ソフトウェア情報【中】=1→3教科、2段階選抜を新規実施
茨城県立医療大 [共テ]保健医療(看護、理学療法、作業療法)【前】【後】=理科2→1科目
東京都立大 [共テ]健康福祉(放射線)【後】=国語を追加
横浜市立大 [個別]理【前】・データサイエンス【前】=英語を追加
金沢美術工芸大 [個別]美術工芸(デザイン、工芸)【中】=面接を除外/同(美術=芸術学)【中】=小論文を「選択→必須」とし、ポートフォリオ提出を追加
兵庫県立大 [共テ]理【中】=英語のリーディング・リスニングの配点比率を「4:1→1:1」に変更
山陽小野田市立山口東京理科大 [共テ]工(機械工、電気工)【前】=B方式で「4または5科目→5または6科目」。[個別]薬【中】=数学の出題範囲に数学Ⅲを追加
高知工科大 [実施方法]理工学群【前】=C方式を新規実施(募集10人)。共テで理科の配点重視(750点満点中400点)、2次が理科1科目
●推薦型・総合型の変更
宇都宮大 農(農業環境工)で、共テ免除総合型と共テ免除推薦型(専門高校・農業関連学科推薦)を新規実施し、共テ課す推薦を廃止
東京農工大 農(共同獣医)で共テを課す推薦型の「産業動物獣医師養成枠」を新規実施
横浜国立大 経営で共テを課す総合型を廃止し、共テ免除推薦型の募集枠拡大(34人→49人)
新潟大 農の推薦型(普通科等)を「共テ免除→課す」に、募集を「プログラム別→一括」に変更し、小論文を廃止
信州大 教育(学校教育=心理支援教育)で共テを課す推薦型を新規実施/医(保健=看護学・作業療法学)で推薦型を「共テ免除→課す」に変更
富山大 理(数学)で推薦型を「共テ免除→課す」に変更
金沢大 生命理工学類生命システムコースで共テを課す総合型を新規実施
名古屋大 工(電気電子情報工、エネルギー理工)の共テを課す推薦型で「女子枠」を新設
岡山大 文で共テ免除推薦型を廃止し、共テを課す総合型を新規実施/法[夜]で共テを課す総合型を新規実施/理(数学、物理、化学、地球科学)で共テを課す総合型、同(生物)で共テ免除推薦型を新規実施
広島大 教育(第四類=音楽文化系)で総合型を「共テ免除→課す」に変更
徳島大 生物資源産業の共テ免除推薦型で「地域産業振興枠」を新設/理工[昼](光システム)で、共テ免除推薦型の「次世代光フロンティア入試」を新規実施
福岡教育大 教育(中等=家庭)で推薦型を「共テ免除→課す」に変更
長崎大 多文化社会で共テを課す推薦型を新規実施
宮崎大 農(海洋生物環境)で共テ免除総合型を新規実施
岩手県立大 ソフトウェア情報の推薦型で全国枠を新設
東京都立大 システムデザイン(航空宇宙システム)で一般推薦(共テ免除)を廃止し、高校特定型特別推薦(指定校制、共テ免除、英語外部検定利用)を新規実施
都留文科大 教養(地域社会)で学校推薦型(活動評価)を廃止し、総合型を新規実施
山陽小野田市立山口東京理科大 工で共テ免除総合型を新規実施/薬で共テを課す総合型を新規実施
高知県立大 看護の推薦型で全国枠を新設
高知工科大 理工学群で共テを課す推薦型を廃止し、共テ免除総合型を新規実施