2022年度(令和4年度)2日目(1/16)大学入学共通テスト

2022年度(令和4年度)2日目(1/16)大学入学共通テスト 出題教科・科目別問題分析/出題形式/出題分野/内容/問題量解説

 

数 学

 

数学Ⅰ・数学A

2022sugaku1_c数学Ⅰ・数学A表紙.pdf
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数学Ⅰ・数学A.pdf
PDFファイル 3.4 MB
R4【数学①数学ⅠAⓌ】発表用正解.pdf
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数学Ⅰ・数学A平均点推移

年度    2021年度 2020年度 2019年度 2018年度 2017年度

平均点 57.68点 51.88点 59.68点 61.91点 61.12点

 

出題形式・出題分野・出題内容・問題量・難易度

 

【大問数・設問数解答数】

大問数 5  設問数 27  解答数 117 

 

【問題量】

誘導が減り、計算量も増加した。

思考を要する設問が多かったため、昨年より難。

 

出題内容】

 第1問 (30点満点)

配点 出題内容

〔1〕 10 数と式 展開、式の値、対称式

〔2〕 6 図形と計量  測量、正接の値

〔3〕 14 図形と計量 正弦定理、2次関数の最大

 

〔1〕文字式の展開や対称式

〔2〕キャンプ場から山頂を見たときの仰角

〔3〕(1)公式の利用(2)2次関数の最大値

 

第2問 (30点満点)

配点 出題内容

〔1〕 15 2次関数 2次方程式、共通解、2次関数のグラフと平行移動、必要条件・十分条件

〔2〕 15 データの分析 ヒストグラム、四分位数、箱ひげ図、散布図、相関係数

 

〔1〕2次方程式の解の個数、2次関数のグラフの変化、そして必要条件・十分条件に関する応用問題

〔2〕図表の読み取りと計算

 

第3問 (20点満点)

配点 出題内容

20 確率 プレゼント交換に関する確率、条件付き確率 完全順列に関する確率

 

第4問 (20点満点)

配点 出題内容

20 整数の性質  1次不定方程式の整数解

 

第5問 (20点満点)

配点 出題内容

20 図形の性質  重心の性質や、メネラウスの定理、方べきの定理を利用。

 

【出題形式出題分野

誘導が減り、計算量も増加した。

第1問〔2〕では現実事象や三角比の表を利用する問題が出題。

第2問〔1〕ではグラフ表示ソフトを用いた対話形式の問題が出題。

選択肢の問題は8~10問(解答数12~16)

 

数学Ⅱ・数学B

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数学Ⅱ・数学B平均点推移数学Ⅱ・数学B平均点推移

年度   2021年度 2020年度 2019年度 2018年度 2017年度

平均点 59.93点 49.03点 53.21点 51.07点 52.07点

 

出題形式・出題分野・出題内容・問題量・難易度

 

【大問数・設問数解答数】

大問数 5  設問数 18  解答数 92

 

【問題量】

問題文の行数が昨年の約1.4倍となり、ページ数が5ページ増えて全体として増加

 

出題内容】

第1問 (30点満点)

配点 出題内容

〔1〕 15 図形と式、三角関数 円と接線、2直線のなす角

〔2〕 15 指数・対数関数 対数関数、対数の大小関係

 

第2問 (30点満点)

配点 出題内容

30 微分・積分

[1]微分法  グラフの概形、微分法の方程式への応用

[2]積分法  定積分と面積、3次方程式

 

第3問 (20点満点)

配点 出題内容

20 確率分布と統計的な推測  項分布、正規分布による近似、連続型確率変数

 

収穫されるジャガイモのうち、200g以上であるものの割合に関する問題。

(1)、(2)は二項分布およびその正規近似に関する問題。

毎年出題される典型問題。

(3)は一般の連続型確率変数に関する問題。

 

第4問 (20点満点)

配点 出題内容

20 数列 日常の事象、漸化式

昨年に引き続き、漸化式の問題。

 

第5問 (20点満点)

配点 出題内容  内積計算、点が属する領域

20 平面ベクトル

 

平面ベクトルから出題。

 

【出題形式出題分野

 「三角関数」が単独の大問として出題されず、第1問[1]の中で少しだけ問われた。

「図形と方程式」が出題。

昨年は会話形式の問題が1題だけであったが、今年は会話文を含む問題が増。

解答群から正しい答えを選ぶ問題も昨年より増加。

「数学的な問題解決の過程を重視する」出題が多く、「数列」は(昨年の第2日程に続いて)日常生活を題材として出題された。

 

 

理 科

 

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物理

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物理平均点推移

年度  2021年度 2020年度 2019年度 2018年度 2017年度

平均点 62.36点 60.68点 56.94点 62.42点 62.88点

 

出題形式・出題分野・出題内容・問題量・難易度

 

【大問数・設問数解答数】

大問数 4  設問数 20  解答数 25

 

【問題量】

 問題記載ページは昨年と同じ24

マーク数は3つ減り、設問数も1つ減。

組合せ問題の数は2つで、昨年より減。

設問毎に考察する分量が多くなった問題もあり。

 

出題内容】

第1問「小問集合」(25点満点)

配点 出題内容

問1 5 波の干渉

問2 5 レンズ

問3 5 力のモーメント

問4 5 内部エネルギーと状態変化・断熱変化

問5 5 電流と磁場 標準

 

問1 波の干渉についての基本的な問題。

問2 レンズによる像を扱う問題。

問3 力のモーメントに関する問題。

問4 熱力学からの出題。

問5 電流が作る磁場の向きと電流が磁場から受ける力の強さと向きを答える問題。

 

第2問「力学」  (30点満点)

配点 出題内容

30 運動の法則の実験的検証・力積と運動量

 

第2問 力学からの出題(昨年は電磁気)。

物理実験をテーマにした問題

問1 問題文中で与えられた誤仮説をグラフに表す問題。

問2 実験の条件を考える問題。

問3 仮説が間違っている理由を選ぶ問題。

問5・6 運動量の保存を考える問題。

 

第3問「電磁気」 (25点満点)

配点 出題内容

25 電磁誘導

 

磁石がコイルの内部を通過するときに生じる誘導起電力

 

第4問「原子」  (20点満点)

配点 出題内容

20 円運動・ボーアの原子模型

 

問1 円運動の角速度や加速度の導出に関する基本的な問題

問2 与えられた数値から万有引力と静電気力の比を計算する問題。

問3 ボーアの原子模型に関する問題。

問4 エネルギー保存と光子のエネルギーに関する問題。

 

【出題形式出題分野

語句・文章選択問題を中心に出題

仮説検証の実験の条件や、仮説の誤りの根拠を問う問題が出題。

力学、電磁気、原子の分野が中心の出題で、熱力学と波動の分野は小問集合でのみ出題

 

化学

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化学平均点推移

年度  2021年度 2020年度 2019年度  2018年度 2017年度

平均点 57.59点  54.79点  54.67点   60.57点 51.94点

 

出題形式・出題分野・出題内容・問題量・難易度

 

【大問数・設問数解答数】

大問数 5 設問数 18 解答数 33

 

【問題量】

大問数5題、小問数は29であり、大問数は同じであるが、小問数が1問増加。

なお、計算問題は昨年より増加。

 

出題内容】

第1問「物質の状態と平衡」 (20点)

電子配置、化学量、気体、非晶質、気体の溶解度

 

配点 出題内容

問1 3 電子配置

問2 3 窒素含有量

問3 4 混合気体の圧力と密度の関係

問4 3 非晶質の性質

 

問5 7 ヘンリーの法則

 

第2問「物質の変化と平衡」 (20点)

反応熱、電離平衡、反応速度と化学平衡、化学量、電池

 

配点 出題内容

問1 3 化学反応や物質の状態変化での熱の出入り

問2 3 電離定数

問3 3 平衡定数と反応速度定数との関係

問4 11 水素吸蔵合金と燃料電池

 

第3問「無機物質」 (20点)

無機物質、化学反応と量的関係

 

配点 出題内容

問1 4 ミョウバンと塩化ナトリウムの性質

問2 4 金属酸化物の組成を求めるグラフの読み取り

問3 12 アンモニアソーダ法

 

第4問「有機化合物、高分子化合物」 (20点) 

脂肪族化合物、芳香族化合物、異性体、天然高分子化合物、合成高分子化合物

 

配点 出題内容

問1 3 ハロゲンを含む有機化合物

問2 4 フェノールのニトロ化

問3 4 高分子化合物

問4 9 ジカルボン酸の反応

 

第5問「物質の変化と平衡、有機化合物」 (20点) 

 

 不飽和炭化水素、アルケンの酸化の反応熱および反応速度

 

配点 出題内容

問1 4 脂肪族不飽和炭化水素の構造

問2 16 アルケンのオゾン分解

 

【出題形式出題分野

数値選択問題を中心に出題。

実験を題材にした問題が多い。

アルケンのオゾン分解を題材にした問題が目新しい。

 

生物

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生物平均点推移

年度  2020 2019 2018 2017
平均点  57.56 62.89   61.36 68.9 

 

出題形式・出題分野・出題内容・問題量・難易度

 

【大問数・設問数解答数】

大問数 6 設問数 27 解答数 28

 

【問題量】

 実質の問題ページ数28ページは、昨年の31ページより減少。

大問がA・Bの2分割形式の問題が第2問のみであり、昨年より1題減少。

 

出題内容】

第1問 (12点満点)

配点 出題内容  「生物の進化と系統」 

12 ヒトの進化

 

第1問で進化の分野からの出題は、新指導要領を意識したのかもしれない。問1はヒトの進化に関する知識問題。問2は基本的な分子系統樹の作成問題。問3は分子時計の計算と、実測値とのずれについて考察する問題。予測値より変異が少ないのは、変異すると生存に不利になるからと考えられる。

 

第2問 (22点満点)

配点 出題内容 「生命現象と物質、生態と環境」

A 8 植物と病原菌

B 14 トランスジェニック植物

 

A

キク科の植物に対する病原菌感染の実験考察

問1グラフの概形を選ぶ問題。

問2文章読解問題。

問3基本知識。

問4プラスミドの取り込みを判別する原理。

問5転写に関する知識問題。

問6遺伝の計算問題。

 

第3問 (19点満点)

配点 出題内容 「生殖と発生」

19 肢芽の形成

 

発生における遺伝子発現に関する実験考察。

会話文形式の出題。

問1 Hox遺伝子に関する知識問題。

問2 実験内容を解釈する問題。

問3 実験を設定する問題。

問4 細胞分裂に関する実験を設定する問題。

問5 実験結果をもとに、新たな内容を解釈する読解問題。

 

第4問 (12点満点)

配点 出題内容 「生物の環境応答」

12 アリの道しるべフェロモン

 

アリの行列形成に関する実験考察問題。

問1 実験結果の説明を選ぶ問題。

問2 新たな実験結果の解釈をする問題。

問3 フェロモンに関する知識問題。

 

第5問 (16点満点)

配点 出題内容 「生殖と発生、生物の環境応答」

16 被子植物の組織、連鎖と組換え、光走性と遺伝子

 

問1 陸上植物の特徴に関する知識問題。

問2 減数分裂に関する計算問題。

問3 遺伝子の機能に関する仮説を検証する実験を設定する問題。

問4 走性の変異体に関する文章正誤。

 

第6問 (19点満点)

配点 出題内容 「生殖と発生、生物の環境応答」

19 植物の生殖と植物ホルモン

 

問1 種子形成に関する知識問題。

問2 実験考察。

問3 新たな条件の効果を考察する問題。

問4 ジベレリンに関する知識問題。

問5 仮説を検証する実験を設定する問題。

 

 

【出題形式出題分野

 身近な題材や生物学的に重要なテーマが扱われている

生物の知識を活用して考察するタイプの問題の割合が増加。

物の知識を必要としない考察問題の割合が減少。

 

地学

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R4【理科②地学(Ⓦ)】発表用正解.pdf
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地学平均点推移

年度  2021年度 2020年度 2019年度  2018年度 2017年度

平均点 46.65点  39.51点  46.34点  48.58点  53.77点

 

出題形式・出題分野・出題内容・問題量・難易度

 

【大問数・設問数解答数】

大問数 5 設問数 30 解答数 30

 

【問題量】

 解答するマーク数は30であり、昨年よりも1増加。

 

出題内容】

 第1問 (17点満点)

配点 出題内容 「20世紀初頭における地学的な発見」

17 大気の層構造、恒星、走時曲線、放射性同位体、マグマ

 

第2問 (20点満点) 「地球の構造、地磁気、火山」 

配点 出題内容

A 7 アイソスタシーと重力異常、遠地震波の伝わり方

B 7 地磁気の逆転とチバニアン

C 6 火山の形とマグマの粘性、噴火様式

 

第3問 (20点満点) 「変成岩、海洋の堆積物、日本列島の地質帯」

配点 出題内容

A 7 広域変成岩の組織と生成場所、分布

B 10 示準化石、酸素同位体比と気候変動

C 3 西南日本の地質帯の形成時期

 

第4問 (20点満点) 「大気、海洋」

配点 出題内容

A 10 飽和水蒸気圧、空気塊の上昇と断熱変化、雲の形成

B 10 海水の密度、海水のアイソスタシーと地衡流

 

第5問 (23点満点) 「太陽や天体の動きと時刻、惑星の観測、銀河と恒星」

配点 出題内容

A 3 天体の動きと時刻

B 7 金星の惑星現象、火星の見かけの運動

C 13 銀河の構造・形、恒星の進化、白色矮星、恒星の明るさ

 

【出題形式出題分野

 約半分が図表に関連した問題で科学的思考力が問われている。

選択問題は6択が2題、8択が1題、4択が27題で、前年と同様に選択肢の数は4択が中心。

正誤の組合せ問題が1題のみで減少。

火山や惑星の観察など、探究活動が素材として多く用いられた。

 

 

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