大学入学共通テスト出題形式
各科目とも、センター試験の時よりも思考力問題が多く出題されることが予想されます。
・複数の資料を組み合わせた問題が多く、問題冊子のページ数がセンター試験より多い。
・実用的で身近な資料問題の増加。
・思考力・判断力・表現力を評価する問題。
2021年度大学入学共通テスト出題形式
数学I、数学I・A重要な変更点
試験時間の変更
数学I、数学I・A:60分⇒70分
「数学Ⅰ」「数学Ⅰ・A」の試験時間がセンター試験時の60分から70分に拡大したことから、思考力問題の増加可能性
会話文などが入り、問題文が長くなると可能性。
問題文の長文化や出題形式の違いだけでなく、 複数の結果を組み合わせて応用する。
英語 重要な変更点
①配点の変更
英語:筆記200点・リスニング50点⇒リーディング100点・リスニング100点
②リーディング 読む量が増加
「読み(読解)」を中心とした出題(発音、アクセント、語句整序は出題されない)
・設問は、長文のみ
出題は大問6題の全てが長文問題で、2回の試行調査では発音・アクセント・文法語法・整序英作文の単独問題は出題されません。
・実用的な場面が意識されたな英文
手紙、レシピ、レビュー、ブログ、雑誌記事など、多様な英文が出題される可能性。
③リスニング 問題数は増加
・1回読みと2回読みの両方が出題
(難度の高い問題ほど1回読みになる可能性)
・配点の変更に伴い、問題量が増える可能性
(センター試験よりも小問10題程度)
・図表など、資料の概要を把握する問題
(聞き取った情報から表を完成させたり、グラフを読み取る)
要 点
(1) 実際のコミュニケーションを想定した明確な場面、目的、状況を設定。
(2) CEFRのA1からB1までの問題を組み合わせて出題。
(3) 要点把握問題、複数の情報問題、読み(聞き取った)情報と図表からの情報をから答える問題など、思考力・判断力を試す問題を出題。
(4) リーディングでは、発音、アクセント、語句整序などの問題は出題しない。
(5) リスニングについては、アメリカ英語以外の読み上げも。
1回読みと2回読みが混在する構成で実施予定。リスニング問題の後半は、読み上げ回数が1回のみの問題が出題。
思考力問題・判断力問題・表現力問題を重視
理科 思考力問題
資料やデータ等を活用
理科 表現力問題
情報を図やグラフなど
理科 判断力問題
長い文章から必要な情報
・知識と知識を組み合わせ、比較させて解答させる問題
・ある知識をもとに、何かを推測させて解答させる問題
・初の解答が次の解答の根拠になる問題
実用的文章、身近な題材、地域の課題から出題
・言語活動や探究学習など授業や探究学習や課題研究などを場面として想定させた出題
社会や理科で出題が多い
・日常的な出来事や題材を意識した出題
・会話や討論、新聞記事などを題材にした出題
国語は省庁の白書、六法全書、契約書など実用的な文章の出題可能性。。
複数の資料を比較し分析して解答を導く
【資料①】、【資料②】
「理科」の複雑な選択パターンに注意
第1志望校・併願校を考慮して共通テストの理科は科目選択方法が複雑なので要注意。
第1志望校や併願校が課す理科の科目選択方法を調べる必要がある。
出願時に登録する。基礎科目は解答時間60分で、2科目が必須。この2科目の解答の順序・時間配分は自由。